[デトロイト 12日 ロイター] - 米道路安全保険協会(IIHS)が12日公表した調査結果によると、米テスラ(TSLA.O), opens new tabの「オートパイロット」や「フルセルフドライビング」など大手自動車メーカーの11の運転支援システムが「不可(poor)」と評価された。
衝突データに基づくと、オートパイロットなどの運転支援システムが現実の世界で安全に貢献している証拠はないとしている。
IIHSのデビッド・ハーキー代表はロイターに「結論としては、こうした先進システムの結果、保険金請求が減った事実はない」と述べた。
IIHSは自動車メーカー9社の14の運転支援システムを評価。このうち「良(acceptable)」の評価を得たのは、トヨタ(7203.T), opens new tabの高級車ブランド「レクサス」の一部車両に搭載された「Lexus Teammate with Advanced Drive」のみだった。
ゼネラル・モーターズ(GM)の「Super Cruise」と日産(7201.T), opens new tabの「ProPILOT Assist with Navi-link」は全体評価が「可(marginal)」だった。
その他のテスラ、メルセデスベンツ(MBGn.DE), opens new tab、BMW(BMWG.DE), opens new tab 、日産、フォード(F.N), opens new tab、GM、現代自動車(005380.KS), opens new tabの「ジェネシス」ブランド、吉利汽車(GEELY.UL)の「ボルボ・カーズ」ブランドの運転支援システムは全体評価が「不可」だった。