ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授が13日、東京都内で行われた読売国際経済懇話会(YIES)で講演し、進歩的な資本主義の下で持続可能な社会を目指すべきだと主張した。日本が直面する高齢化などの課題には、政府が長期的な視点から大規模な投資を行う必要があると訴えた。

スティグリッツ氏は日本経済について、時間当たりの生産性が経済協力開発機構(OECD)諸国の平均に満たず、しかも低下傾向にあると指摘し、「官民双方で投資が足りていない」と述べた。
https://www.sankei.com/article/20240313-YIQYFFPYUJPT5KXAIKKMATQTPQ/