(中略)

反中デモを行っていた香港人たちが今や中国本土でショッピングを楽しんでいるという噓のような現実。風刺漫画を通して香港社会を描いてきた漫画家の尊子氏(68)はこう話す。

「香港人が深圳に向かう現象は表面的なことにすぎない。若者たちから19年の記憶を消し去ることはできず、何かが起きれば再び街頭に立つだろう。若者たち次第で、香港は全く別の、新しい顔の香港に生まれ変わることができる。ただ、今はまだ〝そのとき〟ではない」