戦前の朝日新聞社機「神風号」の機体の一部とみられる破片が、三菱重工業に寄贈された。世界最速記録でロンドンまで飛行した機体として知られ、19日から名古屋市にある同社の史料室で常設展示される。

 三菱重工業によると、同社が製造した神風号は1937年に完成。各務原飛行場で試験飛行などを実施し、朝日新聞社に引き渡された。同年、東京―ロンドン間を94時間17分56秒で飛行し、当時の世界最速記録を樹立した。

 神風号は戦後、米軍によって焼却処分されたとみられる。2021年、その機体の一部を保管していた男性の遺族から三菱重工業に連絡があり、寄贈に至ったという。

 神風号の一部とみられる破片は、横約60センチ、縦約40センチのジュラルミン製。朝日新聞の社旗が描かれている。焼却処分された際に社旗の形に沿って切り取り、保管されたとみられる。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/4fac4ce81a006730f0419f2e529151d010f1cc17
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