交流サイト(SNS)上で女性になりすまし、そこで知り合った男子大学生(19)に暴行を加え現金を奪ったとして、京都府警が強盗致傷の疑いで、中学2年の男子生徒(14)=京都市伏見区=を逮捕していたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。男子生徒は「金がたくさん欲しかった」と供述し、容疑を認めているという。

また府警が同日、現場にいた別の中学2年の男子生徒(14)=同=を恐喝容疑で書類送検したことも判明。府警は生徒らがいわゆる美人局(つつもたせ)的な手口で同様の犯行を繰り返していたとみている。

逮捕容疑は昨年10月、京都市伏見区の路上で男子大学生を「未成年との性行為は犯罪だ」「金を出せ」などと脅し、顔を殴るなどした上で現金約6万5千円を奪ったとしている。大学生は1週間の軽傷。

捜査関係者によると、逮捕された男子生徒はSNSで女性になりすまし、プロフィル欄に援助交際を求める内容の文章を投稿。アカウントにメッセージを送ってきた男子大学生とやりとりを重ね、援助交際名目で呼び出したという。

このほか府警は犯行に関与した当時13歳だった中学2年の男子生徒(14)についても児童相談所に通告。この少年は犯行時14歳未満で刑事責任を問えない「触法少年」にあたる。

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