ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は17日に公開した国民向けのビデオ演説で、プーチン氏を「独裁者」と呼び、改めて非難した。ロシアは侵攻後に一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の占領地域や、2014年から実効支配するクリミア半島でも、露大統領選の投票を実施。各地では選挙担当者が武装した兵士と戸別訪問し、住民に投票を強いたとの報道もある。

 ゼレンスキー氏は、プーチン氏について「権力に溺れ、永遠に支配を続けるためにあらゆる手を使っている」と述べ、「この選挙のまねごとには正当性などない」と断じた。「ウクライナの占領地でロシアが行うことは全て犯罪だ」と強調し、「殺人者たちが犯したことに対し、相応の報復がなされなければならない」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/547217f10180276b5728d35f958bf0c78e4cfb04