大谷翔平の口座から賭け業者側に6億8000万円か…水原一平氏、一度認めた大谷の関与を否定

3/21(木) 11:44配信

【ロサンゼルス=後藤香代】米大リーグ・ドジャースの広報担当者は20日、
大谷翔平選手(29)の通訳、水原一平氏(39)を解雇したと読売新聞に明らかにした。
理由は説明していないが、地元紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)はこれに先立ち、
「水原氏が大谷選手から大規模な窃盗を行った」と報じた。

大谷選手の代理人を務める米カリフォルニア州の法律事務所は20日、
翔平が大規模な窃盗被害に遭っていることが判明した」とする声明を発表し、
米捜査当局に協力していると明らかにした。米スポーツ専門局ESPNによると、
大谷選手の口座から同州のブックメーカーに少なくとも450万ドル(約6億8000万円)の送金があった。

開幕戦でベンチに入る水原一平氏(左)。右は大谷翔平選手(20日、ソウルで)=西孝高撮影

ESPNによれば、水原氏は19日の取材に、大谷選手に昨年、賭博による借金の肩代わりを頼んだとし、
「彼(大谷選手)は(賭博について)快く思っておらず、二度とこのようなことがないように助けてくれると言った。
私のために支払いを決めた」と語った。20日の取材に発言を変え、
水原氏の賭博による借金を大谷選手は知らず、大谷選手はブックメーカーに送金していないと述べたという。

同州では試合の勝敗などを予想するスポーツ賭博が禁じられ、このブックメーカーは捜査対象となっている。
ロサンゼルス・タイムズは、大谷選手自身はブックメーカーと接触したことはないと伝えた。

ドジャースの広報担当者は本紙に「報道は承知し、情報収集している。現時点でこれ以上のコメントは控える」とした。

水原氏はエンゼルス時代から大谷選手の通訳を務め、大谷選手の移籍に伴いドジャースに移った。
韓国・ソウルで20日に行われたパドレスとの開幕戦でもベンチ入りし、試合後の取材対応で大谷選手の通訳を行った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c3221c3a8c0d1692446f406a12a865e0af688dd