東京・秋葉原のトレーディングカード店から人気アニメ「遊戯王」の高額カードを盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗の疑いで住所不定、無職、高篠空容疑者(22)、東京都豊島区東池袋、無職、三見貫太容疑者(22)を逮捕した。

逮捕容疑は共謀して13日午後4時50分ごろ、千代田区の店舗から遊戯王カード1枚(販売価格498万円)を盗んだとしている。調べに対し高篠容疑者は「売って生活費や遊興費に充てようと思った」と容疑を認め、三見容疑者は「運転はしたが盗みをしていたとは思わなかった」と否認している。

捜査3課によると、高篠容疑者は客を装って来店。「状態を知りたい」と店員に商品を取り出させた後、突然持ち去ったという。店員が追跡したが、店から約100メートル先の路上で三見容疑者が運転する車に乗って逃走していた。

2人は事件の約3時間後に豊島区の買い取り店で盗んだカードを売却していたが、様子を見て不審に思った客が万世橋署に通報、関与が浮上した。盗まれたのは作品にも登場する人気カード「青眼の白龍」の初期に制作されたもので、高値で取引されていたという。

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