北海道小樽市の銘菓「ぱんじゅう」で知られる菓子店「桑田屋」が倉庫として使用している旧三菱銀行小樽支店(現・小樽運河ターミナル)の大型金庫が開かなくなり、同社が頭を抱えている。

金庫は1922年に完成した同支店に作り付けられたもので、すでに100年以上が経過している。金属製の扉でダイヤルと鍵穴がある。
桑田屋では開け方がわからないため、常時、閉めずに少しだけ開けておいたが、20日朝に大場紀美店長が出勤したところ、扉は完全に閉まっていた。

 前日までは他の従業員は自由に出入りできており、原因は不明。桑田屋が札幌市内の鍵開け業者に見てもらったところ、「直せるかどうかわからない」と言われたという。

 大場店長は「貴重品や緊急性のあるものは入っていないが、このまま使えないととても困る」と話している。

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