米スポーツ専門局ESPNは23日、取材内容を元に今回の事件を時系列にして報じた。

▼日本時間19日午前9時30分 大谷翔平サイドから雇われたばかりの危機管理担当広報は「大谷翔平は水原一平の借金を肩代わりした。
大谷のバレロ代理人が問い詰めたところ、ようやく水原氏が口を割り、それが真実だと語った。
大谷はバレロ代理人に水原の借金増加分の50万ドルを肩代わりしたと語った」と明かした。さらに、同広報によれば「大谷は『ええ、何度か大金の送信をしました。送れる最大限度額でした』と言った」

▼同日午前10時5分 同広報は、水原氏の借金について、ESPNが情報収集した通り450万ドルだったと認める。

▼同日午前11時30分 大谷の同広報の手配により、ESPNが水原氏の90分に及ぶ電話インタビューを行う。

このインタビューで、水原氏は「昨年に大谷に事情を話し、賭博の借金を返済してもらった」「もちろん、彼(大谷)はハッピーじゃなかった。『手助けするけど、もう二度としないように』と言われた」
「2人で大谷のパソコンから大谷の口座にログインし、ブックメーカーに送金した。1回50万ドルを8〜9回、数カ月にわたって送信した。最後の送信は10月だったと思う」と語った。

▼20日午前0時32分 大谷の同広報は、一転してESPNにインタビューを報道しないよう忠告し、「一平はうそをついていた。翔平は知らなかった。大谷と代理人のコミュニケーションは全て水原を通していたせいだ」と強調。

▼同日午前3時 大谷の弁護士が「大谷翔平は巨額な窃盗の被害者であることが判明した」と発表。

▼同日午前4時55分 ESPNは水原氏への2度目の電話インタビューを行う。水原氏は前日の発言を撤回し、「前回のインタビューで自分はうそをついた。大谷は自分のギャンブルや借金、その返済について何も知らなかった」とコメント。
さらに「盗難や横領の科で告発されているのか?」との質問には「その件についてはコメントしないように言われた。誰から言われたかについてもコメントできない」とした。この後、ドジャースが水原通訳の解雇を発表する。 
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