【「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」評論】多くの作家に影響を与え続けるイーストウッド×レオーネ×モリコーネが放った傑作

イタリア製西部劇=マカロニ・ウエスタンの傑作「荒野の用心棒」が1964年に製作されてから60周年を記念して、主演クリント・イーストウッド、
監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネのトリオによる3大傑作「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」が
2024年3月22日から4K復元版で日本初一挙上映された。
「荒野の用心棒」は1964年9月にイタリアで公開されて大ヒットを記録。その勢いはあっという間に世界中に広がって、
各国でマカロニ・ウエスタンのブームを巻き起こし、続く「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」とあわせて“ドル3部作”と呼ばれている。
このトリオによる3作目「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」は、南北戦争下、3人の流れ者が大金を巡って繰り広げる熾烈な争奪戦を描いた3時間に及ぶ超大作。
英語題名は「THE GOOD,THE BAD AND THE UGLY」(いい奴、悪い奴、汚い奴)で、前2作よりもコメディ色を強めながら、
迫力のアクションと圧倒的なスケールでボリュームアップしている。イーストウッドが演じる賞金稼ぎ、イーライ・ウォラックが演じるお尋ね者、
「夕陽のガンマン」にも出演したリー・バン・クリーフが演じる捕虜収容所長がクライマックスに対峙し、撃ち合う前の緊張感が張り詰めた名シーンに痺れる。

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