小林製薬の1年間の紅麹製造量18.5トン
その8割が飲料・食品メーカーへ



2024年3月24日 18時59分
小林製薬 紅麹原料を約50社に供給と発表「直ちに使用中止を」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240324/k10014401171000.html

大阪市に本社がある「小林製薬」が販売する「紅麹(べにこうじ)」の成分を含む健康食品を摂取した人が
腎臓の病気などを発症した問題で、会社は紅麹原料をおよそ50社に供給していることを明らかにしました。
このうち2社が商品の回収を発表しているということです。

小林製薬は、「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことから、
「健康食品が原因となった可能性がある」として22日、3つの商品の自主回収を発表しました。

小林製薬によりますと、この健康食品に使っている紅麹原料は自社で製造したもので、1年間に製造している18.5トンのうち、
8割を飲料メーカーや食品メーカーなど国内外のおよそ50社に供給しているということです。

供給先にはすでに連絡し、これまでに2つの企業が商品の自主回収を発表しているということです。

このうち、
▽京都市に本社がある大手酒造メーカー「宝酒造」は日本酒の「松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM〈ROSE〉」を、
▽福岡市の通信販売会社「ZERO PLUS」は「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ濃厚チーズせんべい」をそれぞれ自主回収します。

これまでのところ、供給先の企業の商品による健康被害の情報は把握していないとしています。

小林製薬は「供給先の企業でも製品の回収となっていることについて大変申し訳ありません。
手元にある商品が小林製薬の紅麹原料を使用したものだと分かったらお客様は直ちに使用の中止をお願いいたします」とコメントしています。