○徳永エリ君 代替色素、赤色三号だったと思うんですけど、私もずっとその説明を受けてきましたが、状況が変わったと思っています。

米国カリフォルニア州で成立した新法、食品保護法により、スナック菓子などによく使われる赤色三号、二酸化チタン、臭素酸カリウム、臭素化植物油、プロピルパラベン、これらの添加物が二〇二七年一月一日に使用を禁止されることになり、カリフォルニア州では、これらの添加物を含む加工食品の製造、販売が禁止され、違反した個人や団体には、初回五千ドル、二回目以降は一万ドル以下の罰金が科されるということになりました。

農林水産省がベニコウジ色素の代替色素として検討していた中に、禁止されていた赤色三号が含まれているんです。農林水産省が凍結しているベニコウジ色素の認可支援を再開することができれば、これまで事業者はFDAと申請に向けての準備を進めてきていますので、今月末までにFDAの申請をすることができれば、近年のFDAの審査期間はおおむね二年から三年ということでありますので、二〇二七年一月一日の赤色三号禁止までにベニコウジ色素の認可を受けることができる可能性があります。

ベニコウジ色素が赤色三号に代わって米国で広く使用されることになりますし、日本の食品も輸出できるようになります。

米国は人口が多くて喫食量が多いことから、日本の十五倍の市場が推定されます。ベニコウジ色素がFDAに認可されるように支援を続けるべきだと思いますけれども、大臣、いかがでしょうか。

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