神戸大学のバドミントンサークルの学生が旅館の障子を破るなど迷惑行為をした動画がインターネットで拡散した問題について、神戸大学は25日午後4時から会見を開き謝罪しました。学生への処分については、調査結果がまとまり次第決定するとしています。

神戸大学の非公認のバドミントンサークル「BADBOYS(バッドボーイズ)」の学生らが、宿泊先の旅館で胴上げして天井に穴をあけたり、障子を破って顔を出したりする動画が、SNS上で先日拡散し、批判が殺到していました。

神戸大学の大村直人副学長は、25日午後4時からの会見で、バドミントン同好会 「BADBOYS」 の学生らが3月10日から16日までの春合宿中、宿泊先の旅館で障子を破る、胴上げをして天井を破る、灰皿を倒して破損する行為を行ったとしたうえで「被害を受けられた宿泊施設の皆様、また関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたこと重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

合宿には男女合わせて62人(1年生12人、2年生12人、3年生13人、4年生14人、修士1年4人、修士2年6人、既卒1人)が参加していて、25日現在、同好会の会長など学生から神戸大学が聞き取りを行っています。
神戸大学は、「BADBOYS」の活動については、最終的な処分が決定するまで活動の停止を通告しています。

学生への処分については、聞き取り調査の後、大学としての調査結果をまとめた後、厳重、厳正なる対処を行うということです。

旅館には、副学長らが直接赴き謝罪したということですが、施設の修復費用について、神戸大学は25日現在も旅館側と相談中だとしています。

また、大学は再発防止のため、神戸大学のすべての学生に向けて、一人の成人として倫理観と節度を持った行動をとるよう文書により注意喚起を行っています。

神戸大学によると、「BADBOYS」は1970年に設立された非公認団体です。非公認団体は、大学への届け出のみで設立できますが、金銭支援は受けられず、施設利用のみ認められているということです。
関西テレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/b26d9be4e0bad505fc52c1f6d9002eb55abdf263