ロシア空軍の活躍

空中戦では、ロシアは戦争の初期段階で数的優位を行使することができなかった。ウクライナ空軍は現在も定期的に出撃している。対空兵器の支援を受けて増強し、国土の大半でロシア軍機の進入を防いでいる。

ウクライナは2022年2月以来、あらゆるタイプのロシア軍機347機を撃墜したと主張してする。オープンソースの情報サイト「オリックス」は、97機の撃墜と8機の損壊を確認したという。

それでも、ロシア空軍は東部戦線で極めて重要な戦果をあげており、航空機から投射する滑空爆弾を使ってアウディーイウカのような激戦地でウクライナの陣地を攻撃、破壊している。

ロシアは、ウクライナの都市やインフラ目標に向けて長距離ミサイルを発射するために、今もさまざまな航空機を使っている。開戦前に保有していた2300発の戦略ミサイルも、まだ約900発残っている。

IISSの報告によると、ロシア空軍は爆撃機129機、戦闘機188機、戦闘機/対地攻撃機433機、対地攻撃専用機257機を含む固定翼機約1169機を保有しており、さらに208機が海軍航空部隊に配属されている。また、空軍は約340機の攻撃ヘリコプターを保有している、と軍事バランス報告書は述べている。

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