2005年に募った図画、メッセージ封印 タイムカプセル福井で開封 

北陸新幹線の県内開業に合わせて、2005(平成17)年に同新幹線福井駅部着工を記念して封印したタイムカプセルが、福井駅東口の福井市観光交流センター屋内広場で開封された。

北陸新幹線の開業を祝うイベントなどを担う県の実行委が主催。同年に県民から新幹線を題材にした図画とメッセージを募集し、約4600点を新幹線の先頭車両をイメージしたカプセルに封印。福井駅の改札内の通路に設置されていた。

大勢の市民らが見守る中、作品応募者を代表して当時、福井市西藤島小4年生だった会社員長瀬未来さん(28)=東京都=があいさつ。「カプセルを埋めた当時、まちがもっと明るく盛り上がるのではと子どもながらに期待し、待ち遠しい気持ちでいっぱいだった。多くの方と開業を迎えられてうれしい」などと心境を明かした。

カプセルが開封されると、会場は拍手に包まれた。のどかな山あいを走る新幹線の絵のほか、亡き父に福井駅が立派になったことや一緒に東京へ行こうと伝えるメッセージなどが披露された。

https://www.chunichi.co.jp/article/871510