自身がギャンブル依存症に苦しんだ米FOXスポーツ1のクレイグ・カートン・ホストはトークショー番組「ザ・カールトン・ショー」で、水原氏が野球賭博に手を染めた危険性についてあらためて言及した。
 「これが現実だ。根っからのギャンブル狂が負けに負け続け、崖っぷちに陥ると、『賭けで穴を埋めるしかない』と考える。じゃあ、何に賭けるか? 『内部の人間しか知らない情報を持っているものに賭けよう。そうだ、エンゼルス戦、ドジャース戦だ』となる。これは自然な流れだ。だって、借金が何百万ドルもあるのに『野球に賭けたことはありません。信じてください』って、そりゃあ無理がありすぎだろう。俺は信じないね。そういう人生を生きてきたから」
 ある意味で説得力はある。というのも、元ギャンブル依存症だった同ホストは、約480万ドル(約7億2000万円)の借金返済でチケット販売詐欺を働き、2019年に3年6カ月の禁錮刑を命じられた。現在は「ハロー マイネームイズ・クレイグ」というネットラジオ番組でギャンブル依存症の人々の相談を受け、本人と周囲を激励する活動を続けている。
 ちなみに、水原氏がつくった借金の総額は約450万ドル(約6億8000万円)とされる。

https://www.chunichi.co.jp/article/873122