「敵国の言葉なぜ学ぶの?」逆境の中でロシア語専攻の道を選んだ学生に聞いてみた ウクライナ侵攻開始時には高校生、周囲から冷たい反応も
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a0d2044fc98debff852ae0ae1fdc47eeeb859bb?page=1
▽祖母は「あり得ない」と冷たい反応、同じ志の仲間がモチベーション

 取材にはロシア学科1年の福田拓人(ふくだ・たくと)さん(19)、菊田暖音(きくた・はるね)さん(19)、土井真理奈(どい・まりな)さん(19)、下野江翔平(しものえ・しょうへい)さん(19)の4人が応じてくれた。
 ―なぜロシア学科を選んだのですか?

 福田 もともとロシアについてあまり知らなかったのですが、戦争をきっかけにロシアがどういう国なのか興味を持ちました。なぜウクライナに侵攻したのか、背景を学びたいと思いました。

 菊田 地元が富山県で、中古車輸出の関係でロシア人がたくさんいました。仲良くなったロシア人がホームパーティーに招いてくれたり、通っていた空手教室の道場まで、私と兄を車で送ってくれたり。ロシア人は一見、すごく冷たそうに見えますが、仲良くなったらとても優しいし、心温かい印象でした。ロシア人と関わってきた私から見たら、報道されているような残虐な人たちには見えませんでした。彼らについて学び、知ることが戦争を終わらせる第一歩なんじゃないかと思い、ロシア語を選びました。