韓国、低体重・肥満人口の割合は最低

 成人の肥満よりさらに深刻な問題は、肥満の児童と青少年が急増しているという点だ。女子の肥満率は、1990年は世界人口の1.7%だったのが2022年は6.9%に、男子の肥満率は2.1%から9.3%に増加した。

 地域別では、南太平洋のポリネシアとミクロネシア、カリブ海、中東、北アフリカ諸国で肥満人口の増加傾向が最も目立った。南太平洋のトンガ、サモア、ナウルは肥満率が60%を超えた。

 WHOは、肥満も栄養不均衡であるという点から、低体重と同じ栄養失調の一つとみなしている。成人の場合、低体重と肥満を合わせた有病率はすべての国で10%を超えた。

 韓国は両方を合わせた割合が最も低い国に属した。女性の場合、韓国、中国、ベトナム、デンマークの4カ国が10~15%台で、男性の場合は17カ国がこの範囲に属した。女性の有病率が最も低い国は韓国と中国、男性有病率が最も低い国はシエラレオネ、韓国、中国だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e8652dc3bcfd41b0e453e5042012471a26a6d6b7