ワクチン接種済みおよびワクチン接種を受けていない新型コロナウイルス感染症患者における早期の抗生物質使用に関する後ろ向きコホート研究

要約
SARS-CoV-2の急性ならびに後期COVID-19における細菌ファージ様の振る舞いは、この疾患の進行に重要な要因のようです。発症初期の抗生物質使用が、腸内細菌叢におけるウイルス増殖を抑え、ヒト細菌叢由来の毒素産生をコントロールするために不可欠と思われます。COVID-19および後期COVID-19(LC)からの回復に対する特定の抗生物質の影響を、以下の観点から検討する必要があります:ワクチン接種状況、併存疾患、SARS-CoV-2の流行波、抗生物質療法開始時期、ステロイド剤およびNSAIDsの併用投与。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jmv.29507