【速報】消費者庁が機能性表示食品の緊急点検を開始 小林製薬の「紅麹」めぐる問題受け 事業者およそ1700社に健康被害が出ていないかなど問う質問状  | TBS NEWS DIG (1ページ)
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機能性表示食品は当初から専門家から問題視されていた

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医薬品でも医薬部外品でもない、食品に分類される健康増進目的の商品については、
「特定保健用食品(通称トクホ)」「栄養機能食品」、そして今回健康被害が発生した商品が適用されていた「機能性表示食品」の3つがある。

前二制度は機能性や安全性について国が審査するが、
実は「機能性表示食品」についてはメーカーがその責任で効果について独自に表示でき、国はその内容について審査しない。

つまり不正表示がされていても検証しづらいという問題、
さらに安全性については事実上なんの検証もされていないという根本的な問題が存在するのだ。

これらの問題については、制度創設当初から専門家の間では懸念を示されていたものでもある。

企業にとって機能性表示食品は、国の審査がないことで参入しやすい状況になっており、
近年商品数が増え、テレビCMでも多く宣伝されるようになった。

しかしこのカテゴリの食品が、健康効果を提示しているにもかかわらず第三者の検証がない、
ある意味「言ったもの勝ち」の状況になっていることを知っている消費者はほとんどいないだろう。