「孤独感がある」4割、コロナ禍去っても2年前からほとんど変わらず…専門家「恒久的な問題になりつつある」 : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240329-OYT1T50040/

2024/03/29 08:30

 政府の孤独・孤立に関する全国実態調査で、何らかの形で「孤独感がある」と回答した人の割合が4割に上ったことが分かった。2022年春と23年春に発表された過去2回の調査結果とほぼ同率で、社会活動が新型コロナウイルス禍前の状態に戻っても、孤独感を抱く人の割合が変わらない実態が示された。

 3回目にあたる今回の調査は2023年12月、全国の16歳以上の2万人を対象に行われ、29日に公表された。有効回答率は55・7%だった。

 調査結果によると、孤独を感じるかどうかを尋ねた設問(選択回答式)に「しばしばある・常にある」と回答した人の割合は4・8%だった。「時々ある」(14・8%)、「たまにある」(19・7%)を合わせ、何らかの形で孤独を感じるとする回答は39・3%に上った。