外国人労働者の在留資格「特定技能」に自動車運送業・鉄道など4分野追加、
最大82万人見込み

 政府は29日午前、外国人労働者を中長期的に受け入れる在留資格「特定技能
1号」の対象に自動車運送業、鉄道、林業、木材産業の4分野を追加する方針を
閣議決定した。対象分野は現在の12分野から16分野に拡大し、新年度から5
年間の受け入れ見込み数は最大82万人に設定した。今夏から段階的に受け入れ
が始まる見通しで、深刻化する労働力不足を解消する狙いがある。

 自動車運送業では、バス、タクシー、トラックの運転手を対象とする。利用者
とのやりとりや交通ルールへの理解が求められるため、高いレベルの日本語能力
などを条件に受け入れる。トラックでは、労働時間短縮で輸送力不足が懸念され
る「物流2024年問題」に対応する狙いがある。

 鉄道では、運転士や車掌、駅員ら運輸業務を新たに対象とする。林業では、森
林を育成・管理する業務、木材産業では木材加工などに従事する人材を確保する。
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