小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」成分を含むサプリメントを巡り、日本腎臓学会は1日、独自の調査で健康被害を確認した47例の分析結果を発表した。
初診日は昨年11月以降で、約8割が今年1月以降に受診していた。40〜69歳が9割を占め、死亡例の報告はなかった。
 
学会は、3月27日に会員医師らを対象にしたインターネット調査を開始。3月31日までに報告があった47例を分析した。

47例のうち46例は「紅麹コレステヘルプ」を服用し、残る1例は「ナイシヘルプ+コレステロール」だった。
66%が女性。初診時の主な症状は半数以上が倦怠感や食欲不振、尿の異常、腎機能障害だった。

https://www.chunichi.co.jp/article/877509