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ロシアによる電力網への攻撃、ウクライナの人々の生活への影響は
ハルキウ市への最初の攻撃は、空襲警報をも破壊した。現在では携帯電話から直接、警報音が鳴るようになっている。

ハルキウでは、毎日何時間もミサイル警報が鳴り響くこともある。3月30日の夜には、爆撃の爆風でアパートの窓が何十枚も吹き飛んだ。

そうしたなか、ロシアは送電網への攻撃をますます強めている。
「復旧のための時間が必要だ」とテレコフ氏は述べ、少なくとも数カ月はかかると示唆した。

ロシア国防省は、直近の攻撃はウクライナの電力供給を狙ったものだと認めている。ウクライナの防衛産業を妨害するのが目的で、「攻撃の目的は全て達成された」としている。

同省は、うその情報を発表することで知られている。

テレコフ市長はBBCに対し、同市で多大な電力を必要とする製造業が、停電によって影響を受けたと述べた。それ以上の詳細は明らかになっていない。
停電期間

市民生活への影響は、もっと分かりやすい。

ハルキウ市では節電のために停電期間が設けられている。土曜日には6時間、日曜日には4時間、電気が使えなくなる。

だが、そのタイミングは変わることもある。私の友達が、その様子を説明してくれた。

「私の住む地域は午前9時から停電になる予定だから、特に早く起きてすべてを充電する。それからエレベーターに乗ったら、中に閉じ込められてしまった。いつもより停電が早かった!」

ハルキウの裏通りにある美容室では、店の外に置かれた発電機がやかましく音を立てている。この街には、こうした形で営業する店舗が数多くある。この美容室は30日、発電機を7時間稼働させて営業していた。

同じことが、中心街のカフェや企業でも行われている。多くの店舗では、割れてしまったガラスの隙間を覆うため、あるいは将来の爆風から守るために、窓の上に木の板を張っている。

板には、鳥や花が描かれたものもある。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cy9z5newd3lo