SNS型投資詐欺、滋賀で急増 「日本の縮図」個人投資ブームが背景
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2404/04/news167.html
詐欺事件の発生が止まらない。特に交流サイト(SNS)から始まる投資名目の「SNS型投資詐欺」や恋愛感情を抱かせる「SNS型ロマンス詐欺」が急増。
2024年に入って3カ月間の滋賀県内の被害件数は計72件、被害額は約4億1200万円。詐欺被害が過去最悪だった前年同期の6.5倍の件数で、被害額は約4倍にのぼった。


新NISAなど個人投資ブームが背景にあり、同県警は「滋賀だけの問題ではなく、日本の縮図」と分析する。

 同県警の速報によると、24年1~3月のオレオレ詐欺など特殊詐欺の件数は57件(前年同期70件)、被害額は約1億5400万円(同約4900万円)だった。
23年下半期に急増し、特殊詐欺から別の類型の詐欺に位置付けられた「SNS型投資詐欺」と「SNS型ロマンス詐欺」は件数、被害額とも特殊詐欺を上回っていた。


ロマンス詐欺も
 被害の中にはにわかに信じられないケースも多い。
23年1月20日、同県草津市内に住む無職の男性(62)がSNSで、女を騙(かた)る者と知り合った。

 LINEでやり取りする中で、「有名投資家の叔父から指導を受けて暗号資産を売買すればもうけることができる」などと投資話を持ちかけられた。
指定口座に送金するとアプリ上で利益が出た。男性は信じ、3月14日までの間に計16回にわたって入金し、現金計約5700万円をだまし取られた。

 外国人などを名乗って恋愛感情を抱かせるロマンス詐欺も投資名目が多い。

 同県彦根市内に住む会社員の女性(23)は23年12月下旬、マッチングアプリで韓国人の男と騙る者と知り合い、LINEでやり取りする中で、「将来、一緒になりたい」「投資は実践的に教える」と暗号資産による投資話を持ちかけられた。
送金すると利益が出たため、信じた女性が24年1月6日までの間に計5回にわたって計約450万円分の暗号資産を送金し、だまし取られた。



いかそーす


(おわり)