出版中止求める脅迫があったトランスジェンダー扱う書籍を刊行…一部書店は販売見合わせ
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/articles/20240404-OYT1T50182/
2024/04/04 20:20

「米国のベストセラーが日本で発行できない状態であることに疑問を持った」として、著作権代理店に出版を申し入れたという。同社は「脅迫に応じることは、出版文化と表現の自由を脅かす前例を作ることになり得る」としている。

 一部の書店では、販売を見合わせる動きも出ている。全店舗で販売を中止している大手書店チェーンは、「内容面ではなく、安全のため」と明かす。別の書店チェーンは、「売った場合は店に危害を加える」という趣旨の脅迫メールがあったといい、「お客様および従業員に危害が及ぶことを避けるため、全店舗で販売を見合わせている」とコメントした。