日本経済新聞社と就職情報サイトのマイナビ(東京・千代田)は2025年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした就職希望企業調査の結果をまとめた。
希望が多かった人気企業のランキングでは、ニトリが2年連続で文系男女総合の首位。理系はソニーグループが3年連続の同1位となった。
文理ともに業種を問わず、社員のキャリア形成支援を掲げる企業がランクアップする傾向がみられる。
2社が共同実施する同調査は日経電子版購読などに必要な「日経ID」や、マイナビ主催のイベント参加者に告知し、ウェブ上で投票を呼びかける形式。
23年10月1日〜24年3月17日に文系2万8626人、理系1万599人の計3万9225人から回答を得た。
文系総合順位では、家具・日用品で商品の企画開発から製造、販売まで自社で手掛けるニトリが、多様な職種の存在で学生を引き付け前年に続きトップだった。
新型コロナウイルス禍の逆風を脱した日本航空は前年13位から7位になった。
理系はソニーグループのほかNTTデータ、パナソニックグループなどが上位に入った。
KDDIは前年121位から3位に上昇した。ジョブ型人事制度の導入、入社後の配属領域を明示した採用方式が好感された。
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