ただ、僕はそれをやり抜かねばならないと思っている。社会をよくする活動だと信じているからです。他人への名誉毀損をビジネスにしているという考えは毛頭ないです。そして僕は社会を良くする行動が無償でなければならないとは思っていない。YouTubeというプラットフォームを使って動画を出し、ルールに従って収益をもらうことに何の問題があるのか分かりません。

「マスコミだって同じでしょう」

――支持が広がっていると感じているのでしょうか。逆に当初より風向きが変わった、アンチが増えてきたという認識はないでしょうか。

 僕の声に耳を傾けようとしている人は、変わらず一定数いると感じています。

 でも僕は性格がよくない方だと自覚しているので、元々、僕のことを全面的に支持している人は少ないと思っていますよ。あくまで社会正義として戦っている点だけは評価するとか、興味があるのでみているとか、そういう限定した支持者が多いはず。

 アイツに彼女や嫁がいないのはよくわかるが、やっていることには興味がある。そんなふうに見られているのではないでしょうか。インタレスティングだから見る。それこそがエンターテインメントですね。エンタメで何が悪いんだとも思う。

 マスコミだってみんなそうじゃないですか。週刊誌やテレビはくだらない人の醜聞を暴いて、それをジャーナリズムという。誰かの不倫とか、通訳の実家にまで押しかけるのは、見ようによってはエンタメのためにひどいことをしていると言える。でも、メディアはこれがジャーナリズムだ、国民の知る権利に応えているんだといつも言う。僕がやっていることは大手マスコミがやっていることと本質的には変わらないと思っています。