https://news.yahoo.co.jp/articles/ae75962fa998788d6d88eaa628ec3bc73a9f444e

米サイト「フロント・オフィススポーツ」が、連邦捜査当局の発表として報じた記事によると、水原氏は、2021年から今年の1月にかけて、1日に数十回、最終的に1万9000回以上を賭けた。
1回あたりの平均で1万2000ドル(約184万円)以上を賭け、1億4000万ドル以上(約214億円)は勝ったが、
1億8000万ドル(約275億円)以上は負けて、違法なブックメーカーのボウヤー氏に差し引き4060万ドル(約62億円)の借金を作った。そのうち1600万ドル(約24億5000万円)以上を大谷の口座から盗んだ。
最初の送金は2021年11月の4万10ドル(約613万円)。1500万ドル以上(約23億円)になる送金の大部分は、2022年と2023年に起きた。
大谷の銀行口座の連絡先は、水原氏の電話番号と水原氏に関連する匿名のメールアドレスに紐づくように変更されている。
水原氏は、銀行に電話をかけ、大谷と偽って銀行員を騙し、大谷の銀行口座から違法賭博関係者への電信送金を承認させた。

訴状では、水原氏と、違法ブックメーカーを運営していたマシュー・ボウヤー氏の生々しいメールのやりとりも記録されている。
水原氏の借金が重なり、違法賭博の胴元の一人は、南カリフォルニアの周辺で大谷を尾行していたという。
ボウヤー氏は「ヘイ、イッペイ。今、金曜日の2時だ。私の電話になぜ返事をしないのか分からない。今ニューポートにいて(大谷が)犬と歩いているのが見える。
彼に近づいて“水原氏から返答がないんだけど、どうやって連絡を取ればいいか”と聞けばいいかい?どうかすぐに電話をかけ直してほしい」と、大谷にバラスぞという脅しのようなメールを送っている。
それは大谷が、愛犬のデコピンを飼いだしてドジャースと契約を結ぶ前の大事な時期だったという。
その2日後、水原氏は「借金の一部を帳消しにしてもらえないか?」と懇願する返答をした。「正直に言うが、この数年で暗号通貨で多くのお金を失ってしまい、このスポーツ(賭博)でも大損をした」と言い訳したという。