中国外務省が日米・日米比首脳会談に抗議 日本大使館の首席公使呼び出し「強い不満」表明

【北京=三塚聖平】中国外務省は12日、劉勁松(りゅう・けいしょう)アジア局長が在中国日本大使館の横地晃首席公使を呼び出し、日米首脳会談や日米比3カ国首脳会談に対する抗議を行ったと発表した。中国側は一連の会談で「中国に関する否定的な動き」があったと反発し、日本側に対し「厳正な申し入れ」を行い「深刻な懸念と強い不満」を表明したとしている。

日本大使館によると、横地氏は日本側の立場を説明するとともに、「中国を巡る諸懸案についてわが国の立場を改めて申し入れた」という。日中関係や、ともに関心を持つ課題についても意見交換したと説明している。

中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は12日の記者会見で、日米比首脳会談に対し「いかなる挑発や、対立を激化させることにも断固反対する」と非難した。

https://www.sankei.com/article/20240412-ZQWGG3D74JPDRIUV6Y3R6NXFPU/

中国外務省が「強烈な不満」表明 日米比首脳会談に猛反発

 日米フィリピン首脳会談で中国に対して「ネガティブな動き」があったとして中国外務省は日本大使館の公使を呼び出し、強烈な不満を表明しました。

 日本とアメリカ、フィリピンはワシントンで初めて3カ国の首脳会談を行い、南シナ海での中国の威圧的な行動に深刻な懸念を表明しました。

 これに対して中国外務省の劉勁松アジア局長は12日、日本大使館ナンバー2の横地晃次席公使を呼び出し、首脳会談で中国に対して「ネガティブな動き」があったため厳正な申し入れを行い、「深刻な懸念」と「強い不満」を示したということです。

https://www.khb-tv.co.jp/news/15228273