700円で美味しい「インネパ」、実は背後には”壮絶な貧困”が 親はブローカーや経営者に搾取され、子どもは日本語がわからず困難に陥る(東洋経済オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/96f21b9db1ff400ba76c45b5d61f20f58346334a
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日本に連れてこられたインネパの子どもが不幸になってしまう事例が多くあることから、近年では、子どもを本国に置いたまま日本で働くネパール人も増えているという。
「増えているのは、両親だけ日本に来てネパールに仕送りするパターンです。こうした状況では、子どもはネパールにいる祖父母が面倒を見ています。僕は、インネパの人々の出身地が多いバグルンに行ったことがありますが、そのとき、祖父母と子どもだけで住んでいる家が多かったのも印象的でした。祖父母はいても、親の愛情に飢えている子ばかりです」
両親二人が日本で稼げば、ネパールではそこそこのお金になる。こうして日本で稼いだお金を本国に仕送りするパターンも増えているのだ。そんな中、室橋さんが印象的だったことがあるという。
「本当は仕送りしないといけないのに、その分を飲み代に使ってしまったり、フィリピンパブにはまったり、という人間らしいエピソードも聞くこともありました。特にネパール人などがフィリピンパブにはまるのは、外国人労働者の多い北関東ではよくある光景みたいで、最初は日本人の同僚に連れていかれて、気付いたら自分もはまっていた……ということがよくあるらしい」
また、こうしてはまったパブで、女性に騙されたり、逃げられたり、そんな「やらかし」エピソードも、室橋さんはたくさん聞いてきた。
「頑張って日本で働いて、やっとの思いで国に帰ってきたら、置いてきた妻が他の男と結婚していて、家族のために建てた家が自分のものでなくなってしまった、なんてエピソードもありましたね」
(後略