こうした中でLINEなどの文末の句点(。)に恐怖感や威圧感を覚える「マルハラスメント」という言葉が若い世代の中で生まれている。

LINEを使う若い世代は句点をつけることはほとんどない。しかし一定以上の年齢の人にとっては文章の末尾に句点をつけるのは常識となっている。なぜ怖いのか。聞けば、「とくに理由はなく、とにかく怖い」と口をそろえる。

前出の人材サービス会社の女性は「なんか相手が怒っているように感じる。こちらが相手の気に障るようなことをしてしまい、不機嫌なのかと思ってしまう」と語る。

彼女だけではない。飲食店を経営する40代の店長が実際にあった経験を語ってくれた。

「アルバイトとの連絡にはLINEを使うこともある。ある夜、バイトの学生に店を任せて外出したことがある。翌日、店にくると厨房の灯りがついたままになっていた。『電気を消すのを忘れていましたよ。』と、LINEで送ったら次の日から店に来なくなった。既読になったまま返事も寄こさないでそのまま辞めてしまった」

店長は「今にして思えば、マルハラと受け取られたのかもしれない。若い子はマルをつけたら冷たいとか、プレッシャーに感じるらしく、今はつけないようにしている」と語る。

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