「毎日食べれなくなってしまう」「不安しかない」ラーメンもパンも「困った」34年ぶりの円安で大打撃
https://news.yahoo.co.jp/articles/703ed0f0b5f3033efd4d15910f7c55f68ca1964a




円安の影響はこんなところにも…

<OMOTE BAKERY 山口晴久統括マネジャー>
「これから旬になるシラスチーズ、シラスの中にチーズが入ったシラスチーズパンになります」

浜松市中央区にあるオモテベーカリーでは、常時40種類のパンを用意しています。

<来店客>
「(子どもが)このパン屋さんのおかげでパンが好きになっちゃって、クロワッサン食べて好きになって、毎回毎回パン屋さん、パン屋さんって」

こちらの店は、円安によって小麦粉の価格が上がることを懸念しています。

<OMOTE BAKERY 山口晴久統括マネジャー>
「不安しかないです。これが上がっちゃうとほんとに生命線というか。お客さんにただ負担をかけないように金額的にはそのまま据え置きでいければと思っている」

東京商工リサーチによりますと、2023年度のパン店の倒産件数は、2022年度に比べおよそ2倍に。オモテベーカリーでは、主に外国産の小麦を使っていますが、
ロシアによるウクライナ侵攻で小麦の相場が高騰し続けているため、原料を国産にシフトすることを検討しているそうです。経営上の悩みは、原材料費だけにとどまりません。

<OMOTE BAKERY 山口晴久統括マネジャー>
「人削ろうっていうと他の人に負担が、一人一人の負担が大きくなっちゃうのでちょっとそこも今すごい悩んでいます」

ズバリ、人件費の上昇です。店では人件費を削るため午後2時以降は1人体制に。さらにパンの製造をやめて、販売だけに切り替えます。

<OMOTE BAKERY 山口晴久統括マネジャー>
「平和な世界になって、原価の方も下がって相乗効果でいい方向に向いてくれればいいと思います」

大きな転換点を迎えている飲食業界。円相場や原材料価格はどうすることもできず、その行方を固唾を飲んで見守っています。