民泊で年100万円、外国人向けガイドなど「インバウンドで稼ぐ」テクニック
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 円安と脱コロナの影響で、昨年後半からインバウンド需要が急速に回復し始めている。しかも、中国の旧正月「春節」が1月22日と、もう目の前だ。インバウンドアナリストの宮本大さんが言う。

「中国はゼロコロナ政策を終了し、出入国の制限を撤廃。各国が入国審査を厳しくする流れはありますが、春節の長期休みを利用して、中国人観光客が大挙してやってくるのは確実です」

 春には日本でも新型コロナの感染症法上の位置づけが、段階的にインフルエンザと同じ「5類」に引き下げられる見通しだ。春節後もインバウンドの大幅増加は続きそうだ。

「そう言ったって、インバウンドで儲かるのは宿泊施設や観光地だけでしょ?」と考える人は多いだろう。しかし、それは大間違いだ。主婦やパートの人でも稼ぐ方法はいろいろある。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが言う。

「語学やコミュニケーション能力、自分の特技や技術などを生かせば、1日1万円を稼ぐことも可能です」

 経済アナリストの馬渕磨理子さんが続ける。

「これまで日本は文化的資産をお金に換えることができなかったので、そういうものを提供するのが手です。また、富裕層をしっかり獲得していくのが、今後の稼ぐ力にかかわってきます。富裕層は並ぶのが嫌いな人が多いので、優先入場券を作るなど一工夫していけばより稼げる可能性が高まります」

 すでにインバウンドで稼いでいる人たちの実例を挙げながら、あなたにもできる「儲けるテクニック」を紹介する。
空き家だけでなく自宅の空き部屋を貸し出すケースも

 外国人旅行者が必要とする「泊まる場所」。空き家になっている実家があれば、民泊に利用する選択肢がある。

「例えば関西では、京都は民泊で使える物件が少なく、大阪や奈良、滋賀など30分〜1時間程度で京都に行ける地域の民泊に大きな需要があります。北海道ではスキーリゾート地のニセコにバスで30分足らずで行ける隣町の倶知安町の民泊施設も人気が高い。人気観光地から外れていても、充分に宿泊客を呼ぶことが可能です」(宮本さん)