マイクロソフトの脅威分析センター(Microsoft Threat Analysis Center)が米国時間4月17日に発表した新たなレポートによると、
ロシアは2024年の大統領選挙を前に、一部で人工知能(AI)を活用した新たな政治工作キャンペーンを開始したが、過去の選挙サイクルに比べてスタートは遅いようだ。

ロシアの今年の大統領選に対する活動は、2016年や2020年の大統領選挙に向けたものよりも「遅いテンポ」で発生しているとマイクロソフトは述べている。

同社の分析によると、ここ2カ月の間に、少なくとも70人のロシア人が、伝統的メディアとSNSの両方を使って、ウクライナ関連の偽情報を広めており、
米国の世論をウクライナやNATOに敵対的なものにすることに注力しているという。

マイクロソフトは、この活動の背後に、複数のロシア系団体らが居ると見ており、
その中には、2022年の偽情報キャンペーン、ドッペルゲンガーを行ったストーム1099と呼ばれる団体が含まれている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e21346f026f78d45b7cb6bdcf56ec5d41a034fb