交通安全や防犯イベントなどでの演奏を通して福島県警の広報活動を行う県警音楽隊の指名式が18日、福島市の県警本部で行われた。音楽経験のある警察官や事務職員を中心に30人が指名され、うち4人は今年度に初めて入隊した。

 式では、音楽隊の佐藤修楽長が若田 英たけし 本部長から指名書を受け取った。若田本部長は「県民と警察を結ぶ架け橋として活動してほしい」と激励した。

 音楽隊員は福島市蓬莱町の県警察学校で週2回、全体練習をしながら息を合わせていく。昨年度はイベントなどに66回派遣された。

 金管楽器「ユーフォニアム」を担う交通機動隊事務職員の西條亜耶さん(19)は双子の妹の真那さん(19)と入隊。「震災で助けてくれた警察職員になるのが夢で、小学校から続けている楽器演奏を生かせる音楽隊を志望した。警察の活動を知ってもらうきっかけを作りたい」と意気込んだ。

画像はソースで
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240419-OYT1T50127/