ギリシャの空港で行方不明になった猫 探し続ける飼い主、航空会社や空港は責任なすり合いと訴え
https://www.cnn.co.jp/travel/35217953.html

ゴメスさんはギリシャのクレタ島在住のドイツ人。60匹ほどの野良猫の世話をしながら里親探しの活動をしている。

ごみの山で暮らしていた子猫に出会ったのは昨年9月、娘のアリッサさんが滞在していた時だった。

子猫は右目がなく、左目もよく見えない様子だった。
保護されて地元の獣医師の手当てを受け、人懐こいロドリはたちまちコップさん一家の一員として愛されるようになった。

しかしロドリの目はドイツの病院で見てもらった方がよさそうだと判断したゴメスさんは、
ミュンヘンにロドリを連れて行くことにした。

3月8日、クレタ島のハニアからアテネに向かうエーゲ航空の便には、ロドリを含めて3匹の猫を乗せる手続きをしていた。
ほかの2匹はゴメスさんがドイツの里親のもとに届ける予定だった。

コップさんはハニアの空港で3匹の猫のために360ユーロ(約5万9000円)
を支払って手続きを済ませ、エーゲ航空の係員に3匹を預けた。

アテネに無事到着したゴメスさん。
ところがミュンヘン行きの便への乗り継ぎを待っていたところ、空港係員に呼び止められ、破損したケージを見せられたという。

ケージは上部のプラスチックが破損して大きな穴が開いていた。
中は空だった。

SNSで情報を発信しているコップさん親子には、
同じようにペットが行方不明になったという「たくさんの人」から連絡があったという。

過去2週間だけでも、イベリア航空のスペイン国内便で猫2匹が行方不明になっていた。

「彼らの対応は何も変わらない。
小さな動物1匹のために120ユーロのチケットを売っておきながら、こんなことになるなんて」とアリッサさんは憤る。