サンフランシスコといえば、ハイテクの象徴ともいえるシリコンバレーのお膝元である。その市交通局(SFMTA)の列車制御システムが未だにフロッピーディスク(FD)に依存しており、新システムに移行するまでに「壊滅的な故障」が起こる懸念が浮上している。


現地メディアABC7 Newsによると、SFMTAの幹部は1998年に導入した当時、このシステムは「コンピュータにハードディスクがなかった時代に導入された」と説明している。確かにWindows 95登場時には数十枚のFDを使っていたが、90年代後半といえばCD-ROMが全盛期であり、かなり不可解ではある。

興味深いのは、テレビレポーターもSFMFA側も「システムの更新には毎日3枚の5.25インチFDが必要」と言いながら、手にしているのはどう見ても3.5インチFDであることだ。さすがに90年代後半は5.25インチFDを見ることも稀になっていたので、にわかには信じがたい。

本題に戻ると、SFMTAのジェフリー・タムリン局長は「現在システムは問題なく稼働しているが、年を追うごとにFDのデータ劣化のリスクが高まり、いつかは壊滅的な故障が発生することは分かっている」と語る。また、90年代のプログラミング言語に精通したプログラマーを確保することも悩みどころだ。

現行システムは、20~25年しか持たないよう設計されているとのこと。つまり2023年には、想定耐用年数を超えたことになる。しかし、新システムへの全面移行計画は2018年に始まり、それから完成までに10年かかる見通し。さらに新型コロナ禍により1年半も休止したため、完成は2029年~2030年になると予想されている。

なぜ、これほど掛かるのか。それは単にFDを他の媒体に変えれば済むという話ではなく「現在の列車制御システムと、車載コンピューター、中央およびローカルサーバー、通信インフラを含むすべてのコンポーネントの完全な作り直し」となるからだ。

一般的にコンピュータ機器は日進月歩のため、急激に陳腐化することは避けがたい。それが鉄道制御システムほどの大規模であれば、計画の作成やインフラ構築に何年もかかるため、世界的な標準とのズレが激しくなるのかもしれない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/09a1c0e55d81d57c3cc5d29078af2d4e0255f72f

発見者
ドイツ鉄道、「Windows3.1」の管理者を募集 MS-DOSから使っているケンモジサン生まれて初めての就職か [158478931]
https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1713770969/34
34 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 警備員[Lv.13][苗][芽] (ワッチョイW ceab-7fTj) 投稿日:2024/04/22(月) 16:59:01.04 ID:nkW/I+1K0