ペプシコ、海外好調で売上高が予想上回る-北米は販売量が減少

米飲食料品メーカーのペプシコが23日発表した1-3月(第1四半期)決算は、売上高の伸びが市場予想を上回った。海外事業が好調で、北米での販売量落ち込みの影響を相殺した。

純売上高は2.7%増と、伸びは市場予想の2.3%増を上回った。

昨年の純売上高の40%近くを占めた海外事業は9%増収。メキシコ、ブラジル、中国などの新興市場とオーストラリアはオーガニックベース(買収・売却や為替変動の影響除く)の売上高が2桁の伸びとなった。英国の売上高も1桁台後半の伸びだった。

一方、北米の食品・飲料部門の販売量は前年比で減少。飲料の販売量は5%のマイナスとなった。物価高の影響で消費者がスーパーのプライベートブランド(PB)商品へと切り替えていることが背景にある。

2024年の売上高については、オーガニックベースで4%以上の伸びとの通期見通しを確認したが、北米は他の事業をアンダーパフォームするとしている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-23/SCEAW8T0AFB400