英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2024年2月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門はアエロメヒコ航空(AMX/AM)がトップだった。日本勢は2022年11月から1年4カ月連続で首位を逃している。

 航空会社別のデータでは「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。便数や提供座席など運航規模が大きく、アジアや欧州、北米など3地域以上に就航する航空会社を「グローバル」とし、定刻に対して15分未満の遅延を「定時到着」と定義する。

 このほか単一機材で運航している航空会社など、LCC(低コスト航空会社)各社を中心として「LCC」に分類。LCCの区分は、国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)のカテゴリーに準拠した。

◆グローバル

 全世界の航空会社を対象にした「グローバル」部門は、アエロメヒコが1位を獲得。定時到着率は90.66%、運航便数は1万5206便、運航の完了・達成率を示す「コンプリーションファクター」は99.78%だった。

 2位はデルタ航空(DAL/DL)で定時到着率が89.27%、3位はスペインのイベリア航空(IBE/IB)の88.08%。4位はユナイテッド航空(UAL/UA)で84.91%、5位はアズール・ブラジル航空(AZU/AD)で84.83%だった。

 日本勢は、全日本空輸(ANA/NH)が82.85%で9位。日本航空(JAL/JL、9201)はトップ10圏外だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a9a0f2cc21c52c41ad104a0739021d281e2319f6