手塚治虫「火の鳥」初の絵本化、連載70周年を記念して

手塚治虫「火の鳥」原作とする絵本「火の鳥 いのちの物語」が発売された。絵本化は「火の鳥」が今年で連載70周年を迎えることを記念して、初めて行われたものだ。

刊行のきっかけは、同作を手がけた絵本作家・鈴木まもるが出演したラジオ番組を、手塚プロダクション関係者が偶然聴いたことによるものだという。鈴木が子供の頃から手塚治虫のファンであり多大な影響を受けたこと、今は絵本作家のほかに鳥の巣研究の第一人者でもあることを知った手塚プロダクションが、絵本化をオファーし実現に至った。

手塚プロダクションの取締役・手塚るみ子氏は絵本を「『火の鳥』が一番に伝えたいメッセージが、まるで美しい空のように、やさしい風の調べのように、子供の心を捉えてくれたら。そう願う一冊です」と評している。また鈴木からもメッセージが到着した。
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