シルスキー総司令官、ベルディチ、セメニフカ、ノボバフムティフカを失った

シルスキー総司令官は28日「ロシア軍は4個旅団を投入してポクロウシクとクラホヴェに向かおうとしている」「ウクライナ軍の部隊はベルディチ、セメニフカ、ノボバフムティフカの西に移動した」と発表し、言及した3拠点を失ったと認めた。

シルスキー総司令官は28日「ポクロウシクとクラホヴェの両地域で最も激しい戦闘が起こっている。この地域に敵は最大4個旅団を配備、アウディーイウカとマリンカの西で攻勢を続けてポクロウシクとクラホヴェに向かおうとしている」「ウクライナ軍の部隊はベルディチ、セメニフカ、ノボバフムティフカの西に移動した」「全体的に敵はこの地域で戦術的成功を収めたが作戦上の優位性を得ることはできなかった」と発表。

要するに「ベルディチ、セメニフカ、ノボバフムティフカを失ったのでウクライナ軍は新しい陣地に移動した」という意味だが、シルスキー総司令官はオチェレティネ、ソロヴィオーヴェ、ノボバフムティフカ、ノボカリノベ、ケラミックの状況については言及していない。

さらにウクライナ人が運営するDEEP STATEは28日「ロシア軍がペルヴォマイズケ方向からネタラブに前進した」「ロシア軍は集落内に足場=Ⓐを築いた」と報告、これはウクライナ軍側の映像=視覚的証拠に基づいた報告なので、ロシア軍は約1kmほど前進してネタラブ集落内に支配地域を広げた格好だ。

シルスキー総司令官が言及した「新しい陣地」が何処にあるのか不明だが、ウクライナ軍が建設中の本格的な防衛ラインは現在の前線から10km以上後方にあるため、そこまでロシア軍を削りながら後退するのかもしれない。

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/we-lost-commander-in-chief-shirsky-berdich-semenivka-and-novobakhmutivka/