血液型と性格は、「占い」だと思っている人も多いと思います。

血液型の話題は、かつて『自分の説明書』シリーズが爆発的にヒットしたように、過去に何回も社会現象になりました。多くのネット書店には「血液型占い」のジャンルがあり、相当な数の「血液型本」を見つけることができます。リアルの書店でも同じです。一度定着したイメージは、簡単には変わらないものです。

しかし、かつては違いました。たとえば、日本十進分類法(NDC)では、「血液型と性格」は性格心理学のカテゴリーである141(細分類141.939)に属し、占いの148とは一線を画しています。過去の文献、例えば能見正比古氏の『血液型人間学』などは、多くの研究者や興味を持つ一般人にとって貴重な情報源でした。

そして、こう言うと驚く人も多いでしょうが、最新AIや続出する大規模データ解析が示唆するところによれば、血液型と性格の間には何らかの関連性が認められつつあります。最近では、性格心理学の専門家たちも否定的な発言を控える傾向にあるようにも感じます。

興味深いことに、血液型と性格の関係について最も声高に反論しているのは、性格の専門家であるはずの性格心理学者ではなく、医師やカウンセラーたちです。

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