https://news.yahoo.co.jp/articles/43ef0f5ecc32045c5bf60681ecbd86fe8ca111c8
闘病】ずっと「異常なし」だった激痛の正体 「脳脊髄液漏出症」だったとは…
編集部:
どのような治療法があるのですか?
重光さん:
硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)という治療があります。造影剤を加えてレントゲン透視下で、脊髄硬膜外腔に自身の血液を注入し、硬膜外腔組織の癒着・器質化により穴をふさぎ、髄液の漏出を止める治療です。
1~2回の治療で改善する人もいれば、改善せずに慢性化する人もいます。2012年にブラッドパッチ治療が先進医療になり、2016年から一部保険適用になり現在に至ります。
そのため当時は入院手術をしても医療保険が使えず、10割負担で高額療養費の還付もなく、金銭的にも苦労しました。
編集部:
診断がついたときの心境について教えてください。
重光さん:
診断名がつくまでの9か月間、「異常なし」と言われ、「自分は本当は病気ではなく、気のせいではないか。気持ちの問題ではないか」と悩んでいたので、病気だったとわかり安心しました。
診断名がついたので、治療すれば完治して、元通りに生活、仕事をしながら、趣味の音楽を続けられると前向きになっていたのを思い出します。