0001顔デカちゃん🏺 警備員[Lv.34(前15)][苗] (3級) (ワッチョイ cf05-0yrw)
2024/05/10(金) 23:25:28.44ID:bnPyXdTl0●?2BP(2000)西鉄バス乗っ取り事件24年 被害者の山口由美子さん、著書出版 子どもたちに寄り添う社会に
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1236978
2000年5月の西鉄高速バス乗っ取り事件で重傷を負った佐賀市の山口由美子さん(74)が、著書「再生 西鉄バスジャック事件からの編み直しの物語」を出版した。発生から3日で24年。社会を震撼(しんかん)させた当時17歳の少年による事件の被害者として、講演活動などで伝えてきたことをつづった。事件後、子どもの居場所づくりの活動を続けている思いも書き記した。
大型連休の初日だった。「このバスを乗っ取ります」。走行中の車内で包丁を手にした少年が言った。乗り合わせた山口さんは少年から顔や手首などを切り付けられ、一緒に乗っていた同市の塚本達子さん=当時(68)=は胸を刺されて死亡した。乗客全員が殺されるかもしれない恐怖に見舞われ、山口さんは「その恐怖こそが何にもまして大きな被害だった」と振り返る。
事件で大切な存在だった塚本さんを失い、自分だけ生き残った申し訳なさ、やるせなさが募ったという。少年はどうして事件を起こすまでに至ったのか。悔しさにも似た気持ちから、子どもたちの生きづらさに寄り添う活動を始めた。「悪いことをした少年もまた追い詰められていた」と推し量り、居場所づくりの必要性を痛感した。
山口さんの娘が不登校だったこともあり、事件後には不登校の子どもがいる親の会を発足した。悩みを抱える親子と接しながら子どもが安心して過ごせる「居場所」の活動を現在も続けている。また、学校などで犯罪被害に関する講演をしたり、罪を犯した人たちに刑務所で講話をしたりする活動にも取り組んでいる。
2012年から3年間、九州大大学院で学び、子どもの居場所をテーマにした修士論文を執筆した。今回の著書の基になっていて、表紙には塚本さんの息子で画家の猪一郎さん(67)が作品を提供した。
表題の「再生」は、人との出会いを通じて変わっていった自分、将来への希望によって回復し、癒えていった実感を込めたという。著書には、矯正教育を受けていた少年と面会した際のことなども収めている。
山口さんは「子どもを丸ごと受け入れるのは難しいかもしれない。寄り添って見守り続けられるよう、特に子育てしている人たちに手に取ってもらえれば」と話す。(中島幸毅)
▼「再生 西鉄バスジャック事件からの編み直しの物語」は210ページ。岩波書店、定価2千円(税別)。
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