同スナックの男性店長が見たアスカさんの印象も、細すぎ女子だったようだ。

「あそこのママさんは店の女の子の生誕祭とかイベントのたびに、このビルの1階で写真を撮っていたので、よく見かけました。スタイルがいいというか、ウエストが細すぎて『ヘビみたいだね』とか『ご飯ちゃんと食べてるの?』なんて言ってる人もいました。

それとちょっとキツそうな見た目をしてるから、気が強そうなイメージがあったんだけど、クリスマスかなにかのイベント終わりにお店からテーブルを出し入れしてたので気になって様子を見に行ったんですよ。そうしたらママさんが『もう終わるので、ご迷惑かけてすみません』と謝ってきました。

べつに怒っている姿も見たことないので、彼女に対して悪い印象とかは一切ないです。ただ、お客さんはあまり入っていないのに『売上1千万円』とか店のInstagramに書かれている日もあったので、不思議ではありましたが」

「ストーカー」とか「新宿警察署」というワードを聞いた
SNS上では「順調」だった経営も、ほどなく苦境に立たされた。スナックの男性店長が続ける。

「オープンからしばらく経ったころ、急にお店の看板の明かりが消えて休業したことがあったんですよ。それで気になってInstagramを覗いてみると、ストーカー被害の対処でしばらく休業するみたいなことが書いてあったんです。当時は『それって本当かよ?』と思ってたんだけど、営業再開後も何度か警察の方たちが店に入っていく姿を見たんですよ」

さりげなく廊下で聞き耳を立てた男性店長の耳に入ってきたのは「ストーカー」や「新宿警察署」というワードだったという。

「このエリアを管轄してるのは上野警察署か本富士警察署なので、『あれ?』と思っていたところ、今回の事件が起きたという感じです。今思うと、開店祝いのボードに『和久井』という名前もあったので、『捕まった人なのかな?』って思っちゃいますよね。

あそこが休業しているときも、それが和久井さんなのかはわからないけど、看板の明かりが消えてるお店の前に、うつむきながら突っ立ってる男性も見たことがあるので......」

虚栄のかがり火に踊らされたのは、51歳のバツイチ男なのか、はたまた「美人すぎるママキャバ嬢」だったのか。
和久井容疑者は逮捕後の調べで「(Aさんを)応援したかった。1千万円以上お金を出した」「お金を返してもらうために行った」などと供述している。