日本のマジョリティには「理不尽な苦痛を皆で共有することを美徳とし、抜け駆けする者を許さない」
というメンタリティが染みついているから、いつも一人で行動している人がいると、
>>449のように「あいつは身勝手だ」と非難する人が多い。

「みんな周りとうまくやっていくために、多少嫌なことや理不尽なことがあっても我慢しているのに、
孤独な奴は楽な方ばかり選んでズルい」という僻みの感情が根源にあるんだと思う。
日本ではそういう「理不尽に耐えられる人」が「大人」「一人前」として認められやすくて、
「理不尽に抗う人」は「未熟者」「半人前」として軽蔑されやすい風潮がある。

友人関係だけじゃなく、恋愛とか結婚とかもそう。
恋人、配偶者、家族、親戚とうまくやっていくためには、沢山の嫌なこと理不尽なことに耐えないといけない。
独身者はそれから逃げているから「ズルい」し、「身勝手」で「未熟」ということになる。

でもそればかりでもないと思うんだよな。
周りと上手くやれてる人は、理不尽ながらも、それがある程度許容できるからこそ続けられているところもあって、
それは結局、感受性や価値観がマジョリティと大きくズレていないからなんだと思う。
マジョリティの感受性から大きくズレていると、とても耐えられないし、マジョリティからは「異端者」と見られてしまう。