ワロタ

「健全な市民による徳のある行動」が「無能の証し」と見なされるのが今の時代だ。今回の選挙でもそれが改めて明確になった。言い換えれば他人を侮辱し、暴言を吐き、法を犯す人間が有能な人間と考えられているのだ。大学生の娘に11億ウォン(約1億2000万円)の融資を受けさせ江南のマンションを購入することや、「自分が間違っていた」と認めつつも「お前が清廉になれ」と侮辱すること、さらに表彰状を偽造し娘を医学専門大学院に行かせること、犯罪の容疑があっても政界に入り第3政党を立ち上げることなど、これらは全て有能であることの証しだ。公職社会でも同じだ。選挙管理委員会の中途採用に子供をねじ込めることは有能さの証しであり、文書を偽造できる立場にない人間、あるいはそれが可能でもあえてやらない人間は無能な人間と見なされるのだ。