実は、中国のネット検閲がまともに機能しているかと言うと、そうではない
無数の抜け道があるためだ

例えば、我叼你妈的(fucking your mother)とド直球に書き込めば、検閲で即自動削除され、アカウントがBANされる危険性がある

しかし、"叼"の文字の部首をバラして"口刁"とすることで、この検閲は意味を成さなくなる
SNS運営にとっての検閲は、「やってる感を出すこと」が重要であり、実際がザルだらけであったところで大してお咎めはない

たとえ部首をバラす手法が検閲されたとしても、今度は口の部分を囗(くにがまえ)に変えるだけである

更に言うと、広東語のピンインを用いて「ngo5 diu1 nei5 maa1 dik1」としたり
注音符号(中国版カタカナ)を用いて「ㄨㄛˇ ㄉㄧㄠ ㄋㄧˇ ㄇㄚ ㄉㄜ˙」とすることで、これまた容易く突破できてしまう

また、韵母だけ抜き取ってきて「ㄇㄉㄈㄎ(マザーファッカー)という表現もできてしまうのでこれまた厄介だ